年収に占める賞与の割合
月例給与の5カ月分を年間賞与として設定している会社が多い。つまり賞与をいれると年収は月収の17倍となる。
月例給与は残業単価のベースとなるので、時間で給与を払うのではなく、成果に応じて報酬をはらいたいと考えると、年収に占める給与の割合を下げ、賞与の割合を増やすことになる。具体的には、年間賞与を8カ月とすると年収は月例給与の20倍となる。この場合、同じ年収でも、月例給与は、年収の1/17から1/20になるので、月例給与は85%になり、残業単価も当然85%水準になる。
社会保険料は賞与に対しての上限が設けられているため、1回あたり150万円までが保険料の対象となるので、賞与の割合が高い場合、社会保険料の負担が多少抑えられることになる。